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2015年1月13日火曜日

CraftwareというSlicerを使い始めました

CraftwareCraftUniqueという会社が自社の3DプリンタCraftBot用に作ったソフトですが、フリーで同社のサイトからダウンロードできます。

使ってみると非常に使い勝手の良いソフトで画期的なのは自動生成したサポートを自分で削ったり足したりできる点だと思います(私はSlic3r, Kisslicerしか使ってないので他のソフトはもう出来たのかもしれませんが…)

また、スライス後の可視化も色分けがされていて非常に見やすいです。
 

Brimは赤、Perimeterは白、infillは緑、サポートは青って感じ。
まだ使いはじめたばかりですが、私が気に入ってる点は

  1. サポートを自動生成後、追加、削除が出来る。自動生成はまだまだおバカですが、自分で修正が容易なので大目に生成後、削除とか出来ます。
  2. Brimがある。BrimとSkirtのどっちか2者択一ですが、Brimはないと不便だと個人的には思います。
  3. 設定項目にPreviewがついているので直感的に設定ができる。項目名がSlic3rと似てなくもない。CraftWareにSlic3rで設定してたパラメータをコピーするときに迷う項目名はほとんどないです。
  4. 複数のファイルをロードできます。Kisslicerは無料だと出来ないのが腹立たしい。
  5. Slic3rよりもスライスがかなり高速。予測所要時間もちゃんと出力されます。
  6. すでに書いてますがプレビューが秀逸。
  7. Z軸方向の移動速度が指定できます!なんで他のソフトはないんだろ?
反対に改善の余地がある部分もあります。
  1. ファンの設定。このままでは非常に使い勝手が悪いです。
  2. 設定の保存方法。フィラメントとプリンタの設定は別々に保存したいですね。
  3. 若干バグがある。現在ヒーテッドベッドの温度設定がおかしいです。あらかじめ暖めておけば問題ないです。すでに報告されていて修正が約束されています。
まだ複雑な形状を出力していないのでこれから色々と実験してみます。

2014年7月6日日曜日

Slic3rで穴のサイズが小さくなる件について考察してみた

この件、色々なところで何度も話題になっている。
オフィシャル?な回答としては3Dモデルが円を円に内接する多角形として表現するため、どうしても円そのものよりも小さくなる、XY軸方向の揺れが積み重なるためという二つが示されているんだけど、mixiでgakuさんが指摘していたように四角い穴を作っても内側サイズが小さくなるので円に内接する多角形ってのがメインの理由じゃないっポイ。

そこで、30mmの四角形に20mmの四角い穴があいてるデータを用意。これを
Perimeters = 1
Solid layers, TOP = 0
infill = 0%
Extrusion width = 0.4mm
それ以外はいつも通りでG-codeを出力した。生成されたG-codeを見ると外側の四角形の一辺の長さが29.6mm、うちがわの四角形の一辺の長さが20.4mmになっている。ホットエンドが動いた軌道の両側に0.2mmずつプラスチックが出ればピッタリのはず。

2014年1月13日月曜日

MendelMaxで2色刷り(その3)溶かして除去できるサポート素材(HIPS)を使用して3Dプリント

前回、デュアルエクストルーダーが完成したことを報告しましたが、以前から試してみたかったのが溶解、除去できるサポート材。PLAにはPVA(ポリビニルアルコール)、ABSにはHIPS(耐衝撃ポリスチレン)が使えると言われています。
今回は比較的安価なHIPSが入手できたので、ABSとHIPSの組み合わせを試してみることにしました。HIPSはリモレンという柑橘類から取れる溶剤によく溶けます。ABSはリモネンに溶けないのでHIPSだけが残るって仕組みです。リモネンがポリスチレンを溶かす仕組みは検索してください。大事なことはアセトンなどの有機溶媒とは違う仕組みなので代用が効かないってことです。リモネンを安く売ってるところを探したのですが、なかなか見つかりません。結局HIPSよりも大分高くなりました。

さて、今回のテストに使うデータですが、溶解除去可能なサポートのテストの定番として、ThingiverseからHilbert Cubeを借りてきました。サポート構造のデータも用意されていますが、今回はSlic3rの自動生成サポートでも大丈夫か知りたかったので敢えて使用しません。早速ですがABS(青)、HIPS(白)で出力しました。

サポート材が白なのでもう一方のノズルが引っかかった後が目立ちますね~。ノズル交換時のリトラクション設定が甘いんだと思いますが、まだ解決してません。

リモネンは無色透明の液体ですが、柑橘類の匂いの成分らしく、柑橘類の皮の匂いを濃縮した感じです。密閉できる容器じゃないと家中が柑橘類の香りで満たされます。ちょうどいいサイズの入れ物がありました。鮭フレーク…

出力したものが完全に沈む量のリモネン(50~100ccくらい)に漬け込みます。待つこと数時間。(時々瓶を揺らしたり、溶けかけたサポート材を剥がしちゃったりしました)


2014年1月5日日曜日

Repetier-firmwareとMarlinの比較

デュアルエクストルーダーを使い始めて気がついたのですがこの二つのファームウェア、基本的なところでは大きく違わないのですが、細かい使い勝手を考えると結構違っていました。

Marlinはデフォルトで対応しているボードの種類(設定)が多く、購入時にインストールされていることも多いため、ほとんどの人が使用しているのではないでしょうか。通常の構成であれば機能も必要十分だと思います。なのでMarlinからRepetierに変更して良かった点、困った点について中心に書きます。

良かった点
  1. デュアルエクストルーダーのE stepを個別に設定可能
  2. Repetier-Hostとの連携によりエクストルーダー、ヒーター関連のg codeを無視するドライランが使える
  3. 最新バージョンでは設定をweb上で行ってからダウンロードできるのでconfigファイルの編集が必要なくなった
困った点
  1. 設定例等の資料が若干少ないため、一部戸惑う(例:エクストルーダーのオフセット、単位はモーターステップ数)
  2. configファイルのレイアウトが分かりにくい(例:デルタタイプの設定があちこちに点在して分かりにくい)
  3. エンドストップのノイズ対策がmarlinよりも弱いのか、ノイズによる誤動作が多い
  4. ホットエンドのサーミスタのノイズ対策が(以下略)
良くわからなかった点
  1. Repetier-Hostとの連携でバイナリによる高速通信が可能になる

良かった点1は今までに散散書いてきたから省略。2はめったに使わないですが、動作確認時は重宝します。3は結構画期的だと思います。configファイルをエディタで編集って慣れない人には結構大変だと思いますし、ミスタイプによるエラーも減ります。何よりバージョンアップ時のconfig再編集が楽。
困った点の1,2は前述のweb設定でかなりの部分が解消されると思います。それに対して3,4は地味ですが結構困りました。特にMarlinでは問題なく動くため、これまで気にしていなかったのですが、よくあるモーターとエンドストップの配線をひとまとめにする方法だとまともに動作しなくなります。エンドストップは原点に戻る動作を見張っていればいいのですが、サーミスターの方はそうもいきません。一瞬でも設定範囲から外れるとエラーでドライランモードに移行されてしまったりします。モーター、ヒーターの配線とエンドストップ、サーミスターの配線は少し離れた位置に配線し、コネクタの接触不良などが絶対に起きないようにチェックする必要があります。
良くわからない点としてバイナリ通信があります。より高速な通信が可能になるとのことなのですが、高速になったメリットがあまり感じられません。通信速度がボトルネックになるシチュエーションがあれば試してみたいと思います。

MendelMaxで2色刷り(その2)

前回は今一つパッとしなかった2色刷りですが、その後さらに色々と試した結果、Bowdenタイプの調整をするよりデュアルエクストルーダーを作っちゃった方が早そうという結論に達しました。参考にしたのはThingiverseに公開されているJim's Flying Motor Mount Dual Extruderで、これに普段使用しているMiniExtruderを組み合わせることにしました。MiniExtruderは専用のホブドボルトが必要になるのですが軸部の直径が3mmで軸受けのベアリングが小さく、軽くできるためデュアル構成に適していると思います。完成したエクストルーダーがこちら。

2013年12月21日土曜日

Nexus5のバンパーケースを3Dプリントしてみた

以前からずっとやりたかったことの一つ、「実用品を3Dプリンタで作成する」。今まではNexus7のスタンドとか正直微妙でしたが、今回は一味違います。
ThingiverseにかなりいいデザインのNexus5バンパーケースが公開されていたので実際に作ってみました。
最近頑張ってキャリブレーションしてたんでほぼ完璧な仕上がり。縦方向がほんのちょっと(0.2ミリくらい)緩いですが、それ以外に問題点は見つかりません。

今はまだ他の人の作ったデータを形にするだけですが、いつかはデータから自作したいですね。

MendelMaxで2色刷り

多くの低価格3Dプリンタは1種類のプラスチックを吐出して造形するわけですが、ある程度お高い機種になると複数のプラスチックを同時に吐出せます。これにより2色以上のプラスチックを使って物を作れたり、異なる素材のサポートなんかを使えるようになるわけです。これを実現するにはヘッドやエクストルーダーが複数必要になるので重くなります。デルタだとちょっと厳しいかなーということでMendelMaxの方を改造してみました。
実際に試してみるまでは二つのノズルの高さをあわせるとか、位置関係をしっかりキャリブレーションすればいいんだろうと思ってましたが、全然違いました全然違いました。大事なことなので2度言います。

2013年11月26日火曜日

Arduino MEGA 2560, A4988壊しました(もしかしたらRAMPSも・・・)

タイトルの通りでそれ以上でもそれ以下でもないのですが…
原因は電源投入時にA4988に張り付けたヒートシンクの熱さを確認しようとしたらヒートシンク(アルミ製)が動いてショート!
ヒートシンクの固定には熱伝導両面テープを使っていたのですがチップ表面の清掃が不十分で接着力が不足していたようです。これに懲りて次回はA4988の足はカプトンテープで覆っておきたいと思います。

んで、損害は今のところ

  1. Arduino MEGA 2560がPCから認識されなくなった。
  2. A4988モータードライバ5個のうち3個が動作しなくなった。
です。1に関してMixiで尋ねたところ、USB入出力用のチップが壊れているのではないかとのこと(Genieさん、いつもありがとうございます)。調べたところArduino MEGAのUSBはATmega8U2というチップがおこなっているらしい。DigiKeyで400円前後と価格も手ごろ。実物を拝んでやろうとRAMPSを外してArduino MEGAのボードを眺める。ありましたよ、USBコネクタのすぐわきに。結構小さいと思ったらすごいピン数。ボード上で2番目に多いんじゃないでしょうか。しかもピッチが狭い。ド近眼の上に最近老眼も始まったんじゃないかと思われる私の眼ではムリっ!
有効活用してくれる方、いませんかね?(純正じゃなくてパチもんなんでいらないだろうけど)

不幸中の幸いと言うべきか、PCは無傷。LCDコントローラーもちゃんと動作しています。PCと通信ができなくなったのにある程度損傷具合が把握できたのはラッキーでした。ホットエンド、ベッドの温度も読めるし加熱もできます。RAMPSは多分大丈夫(自分に言い聞かせる感じで)

以前Printrboardを壊してRAMPSに切り替えた時に壊れた部分だけを交換できると書きましたが、まさか1年以内にこれを実行する日が来るとは思いませんでした。

Arduino MEGAはアマゾンからサインスマートの物を購入。フィラメントは色が間違っていたり散散らしいですが、コントローラーはさて?A4988はヤフオクで購入。さて、週末までに揃うかなぁ?

2013年11月24日日曜日

Mini Kossel 2020(仮)でテスト印刷

名前がないと不便なのでとりあえず仮名Mini Kossel 2020としておきます。早速いつものテストパターンを印刷。
途中で捻じれちゃってます。MendelMaxの場合、ベルトが滑ってるケースが多かったので、確認しましたが問題なし。色々と確認していったところ、ベッドの上でガラスが回転してました。MendelMaxと同様サイドから押し付ける形で固定していたのが不味かったです。ベッドの広さを最大限確保したいのと、上から押さえつけてベッドが歪むのを嫌ってたのですが、円形なので回ってしまいます。とりあえず締め付けをきつくしましたが、加熱時にすぐ緩む…。新しい固定法を考えなければ。

対策後に再度印刷。
今度はちゃんとできました。リトラクションの設定をちゃんとやってないのでまだひげが一杯生えています。サイズはピッタリです。サイズがずれているときはファームウェアの
DELTA_DIAGONAL_RODを調整します。
この後、低速でなら綺麗に印刷できるようになりました。

MendelMaxよりもとても静かです。まず直動機構がLMガイド+タイミングベルトのためほとんど音がしません。一方、全体的にデリケートな印象です。MendelMaxは多少の調整不足は本体の剛性でねじふせてしまうことができるため、それなりのキャリブレーションでも高速印刷できたのですが、Kosselはキャリブレーション不足だとヘッドがちょっとした凹凸に引っかかります。オリジナルは自動でベッドのレベル調整ができるみたいですが、エフェクターが重くなってせっかくのデルタの長所がなくなってしまいそうなので悩んでいます。とりあえずもう少しキャリブレーションしてみます。
すでに仕上がりはMendelMax以上の印象。ものすごく遅いけど。


Mini Kosselのキャリブレーション方法

WikiのMini Kosselのページには載ってないのでデルタタイプの3Dプリンタのページから検索する必要があった。
もっとも参考になるのはこちら
その前にMarlin等ファームウェアにデルタ特有の値の初期値を入力する必要があるが、文章の説明だけでは意外とわかりにくい。こちらのページはドイツ語なのでチンプンカンプンだがページ中ほどの図はとてもわかりやすい。問題点は一つだけ。アセンブリしたモデルがないと個々の値を測定できない。個々のパーツだけをSketchUPで作成していたが、急遽ナンチャッテアセンブリを実行。測定した値がこちら。
#define DELTA_SMOOTH_ROD_OFFSET 131.0 // mm
#define DELTA_EFFECTOR_OFFSET 32.4 // mm
#define DELTA_CARRIAGE_OFFSET 19.5 // mm
結構真面目に測定したのだが、実は内部で最初の値から残りの二つを引いた値を計算した後はその値しか使っていない。定規で適当に測定する程度で良かったかもしれない。

次に3本のレールの真ん前にエフェクターを持ってきてエンドストップ位置のキャリブレーションだが、Rostockと比べて、ベッドが小さいため、座標を計算しなおす必要がある。久しぶりに三角関数使っちゃったぜ。
sin 30°が0.5, sin 60°が0.866なので
x座標: ±ベッドの半径×0.866 mm
y座標: -ベッドの半径×0.5
の2点と
x座標: 0(ゼロ)
y座標: ベッドの半径
の1点の三か所を使う。直径170mmのベッドを使っている場合半径85mmだがベッドのヘリになってしまうので80mmで計算した方がいい。
私の場合は(-69.28,-40), (69.28,-40), (0, 80)の3点を使用した。

z座標は0としている例が多いが、まだ高さ方向のキャリブレーションが終わっていないはずなのでファームウェアの
#define MANUAL_Z_HOME_POS
に大きめの値を入れておき、0よりも大きいzの値で調整した方が楽だと思う。3点でのエフェクターとベッドの距離が等しくなるようにエンドストップを調整。

次にx,y座標0の位置にエフェクターを持ってきて(zの値は上記で使用した値)同じくエフェクターとベッドの距離が上記の3点と等しくなるようにファームウェアの設定値を調整。
エフェクターの位置を下げるには
DELTA_SMOOTH_ROD_OFFSET を増やす。
エフェクターの位置を上げるには
DELTA_SMOOTH_ROD_OFFSET を減らす。

できれば誤差0.05mm未満にしておきたい。

2013年11月22日金曜日

Deltaプリンタおおむね完成

キャリブレーションができるレベルまで完成しました。
リニアガイドをどうしても使ってみたかった&日本製は高いということでオリジナルのMini Kosselにも使われているHIWINのMGN12Hを使用。eBayで購入したのですが最近はopenbeamでも売り始めたみたいです。お値段は3本で日本製のクロムメッキのリニアシャフト6本+リニアブッシュ6個とそれほど変わらないと思います。

タイミングベルトオリジナル同様GT2、1164ミリです。プーリーも16Tにしたかったのですが、購入した棒状プーリーの加工は私には無理でした。手元にあった20Tで代用。16Tの場合、アイドラーのベアリングが外径が同じ623ZZになるのですが高いです。オリジナルの使っているフランジ付きはもっと高いです。20Tのプーリーに624ZZを使いましょう。

ロッドエンドはオリジナルで使用されているラジコン用のtraxxasのロッドエンドにどうしても納得がいかなかったので磁石と使ったロッドエンドを自作。ネオジム磁石1個100円+ベアリング用鋼球1個30円強、M3キャップボルトと接着剤を入れるとちょっぴりTraxxasよりも高いですがこちらの方が格好いい&ホットエンドその他のメンテが簡単です。

ステッピングモーターはこっそりNEMA17ではなくKA50-KM1-501という日本電産サーボの円筒形のモーターを使っています。ユニポーラですが、バイポーラとして使ってます。磁気バランスが優れていてNEMA17よりも高性能らしいですが、直径50ミリは結構でかく、これをマウントできるようにフレーム用パーツをデザインしなおしました。でも日本製モーター使ってみたかったんだもん。ちなみに中古(未使用品)で送料込みでも1個1000円を余裕で下回ったので価格性能比は最強だと思います。

ヒーテッドベッドはMFT2013でGenieさんに分けていただいたものですが、未配線です。手元のワイヤーがちょっと太くて被覆ごと穴に入らないんだよねー。MendelとかATOMと違ってベッド動かないから断線の心配とかするだけ無駄か?

今後の課題
1. ヒーテッドベッドの配線
2. 断熱材の実装方法
3. 耐熱ガラス板の固定方法
4. 電源の固定方法
5. スプールの固定方法
6. プリンタのキャリブレーション
7. Bowdenエクストルーダーのキャリブレーション

先はまだまだ長そうです

Slic3r 1.0.0RC1 win 64bit版で3D表示ができない対処法

Slic3r 1.0.0RC1から導入されたSTLの3D表示機能。これがないと自動修復の失敗とかに気がつきにくい。Win 64bit版はViewボタンを押しても3D表示されずにエラーが出てしまう。

ここを参考freeglutのサイトからfreeglut 2.8.1 MinGW Packageをダウンロード。zipファイルの中のfreeglut/bin/x64/freeglut.dllを取り出す。Slic3rのインストールフォルダの中のdllフォルダの同一ファイル名のファイルと置き換える。

これで3D表示ができるようになります。Slic3rの新機能、STLの自動修復に失敗している場合、これで確認するとすぐにわかります。

2013年11月12日火曜日

Deltaプリンタ作り始めました

Mendelmax組み立てて以来、アルミフレーム大好きなのでKosselを組み立てたかったのですが、Kosselに使われているOpenBeamは日本では入手困難。同等品を売ってるミスミは個人お断り(まさか電話で問い合わせても断られるとは思いませんでした)
途方に暮れているところに、MFT2013でHiroさんがKosselを20ミリ角のフレームにしたものを展示されていたのを見て、すっかり魅了されました。当初はおとなしくデータの公開を待っているつもりだったのですが、材料の入手先などをチェックしているうちに我慢ができなくなり…とうとう作り始めてしまいました。
今回は奮発して黒フレームです!!
Mendelmaxよりもフレームの量が少ない&個人相手でも売ってくれるところが見つかったので。
なるべくMini Kosselと寸法が同じになる様にしてありますが、すでにいくつか間違いが見つかっています。まあ致命的なものではないので当面はこのまま進めます
一番大きいフレームのパーツを印刷できるだけのフィラメントが残っていないのでパーツの色が途中から変わってしまうのを避ける&間違いを全部見つけてから新しいパーツを作りたいためです。
まだ必要な部品が全部は届いていないので今週末には組み立てられないかもしれません。

ちなみにLCDコントローラーの位置はまだ未定です。下の方が格好いいんですがRAMPSの位置も下にするとヒーテッドベッドの熱が怖い。

2013年10月26日土曜日

ホブドボルト(Hobbed bolt)を自作してみた(その2)

先ほどの記事でホブドボルトを自作した件について書きましたが、ホブ部直径が6.5ミリだと、今ある状態がいいものよりも劣った結果にしかならないのではないかと考え、もう一本作っちゃいました。2本目は感覚もつかめているので早いし、綺麗に仕上がりました。ホブ部直径は6.1ミリです。これ以上削っちゃうとエクストルーダー本体を作り直さないとフィラメントがちゃんと引っかからないのではないかと考えたのでこの太さに仕上げました。さて、結果ですが…

ホブドボルト(Hobbed bolt)を自作してみた

ホブドボルトはPrintrbotについてきたものととある個人業者(Ja**caという業者)から入手したものの2つ持っています。どちらも普通に使う分には使えるのですが、3mm ABSを0.4mmノズルで印刷するときに最大印刷速度が違っています。Printrbotのほうはレイヤー0.2mmだと40mm/sを超えるとフィラメント吐出が追いつきません。J*pi**の方は60mm/sにもギリギリ耐える感じ)。エクストルーダー本体は完全に同じなのでホブドボルトに違いがあるのではないかと考えました。

色々と比較した結果、大きな違いは2点。ホブ部分の直径がPrintbot製は6.8ミリ、J*****の方は6.3ミリです。また、PrintrbotはおそらくM4のタップを使用しているのに対し、J*****の方はインチネジのタップを使っているようでピッチが広いです。
このホブ部分の直径がモーターのトルクと関係してくるのではないかという仮説を立ててみました。市販のホブドボルトはホブ部直径が書いてあるものがあまりなく、検証がしづらいので自作してみることにしました。
材料のM8六角ボルトの半ねじのものは50mmが入手できず60mm、しかもステンレス製しか見つかりませんでした。仕方がないのでこちらを使うことに。全ねじのものなら結構ありますが、Reprapのwikiによるとネジ部にホブを切るとフィラメントに元からあったねじによる力が加わってねじれるそうです。半ねじのねじではない部分を使いましょう。

ホブの作成はHobbing Thing Improvedを使うことにしました。ベアリングは手元に625がなく624しかなかったのですが、ソースファイルに624用の設定が付いていたのでこちらを使用。ところが、624にはM4タップが入らない!!!作業を始める前に確認すべきでした。M4タップが直径4mmだからピッタリ入ると思い込んでましたが微妙に入りません。タップもベアリングも傷つけたくないので断念。

次にこちらの動画を発見。かなり荒っぽいですが、これなら608ベアリング二つでいけます。608は山のように余っています。グラインダーがないのでボール盤に咥えたボルトに丸棒やすりで溝を削り、最後にM4タップでホブを切りました。ボルトがタップの回転の力で持って行かれそうになりましたが、頑張って支えました。

完成したのがこちら。

上からprintrbot、J*****、自作になります。自作の物はボブ部直径が6.5mmと元からあった2つの中間に仕上がりました。これから印刷テストです。


2013年10月20日日曜日

Bowdenタイプのエクストルーダー設定(その2)

色々と試行錯誤の結果、この間の条件は3mm ABSには使えないことが分かった。

変更点だけ赤字で示す。

Printer Settingsタブ、Extruderの項目
Retraction
Length: 2 mm (Bowdenは長めとのことだが前回の5mmは長すぎた)
Speed: 10 mm/s (樹脂の送り出しの抵抗が高いのでゆっくりじゃないと耐えられない)
Extra length before restart: 0 mm(遅くしたので必要なくなった?)
Minimum travel after retraction: 2 mm (デフォルト、小さすぎるとリトラクションしまくる)
Retract on layer change: off (リトラクションが綺麗に出来てるならonでいいのか?)
Wipe before retract: on (新機能、bowden用に作ったらしいのでonにするのが吉)

Layers and perimetersの項目
Avoid crossing perimeters: on (Retract on layer changeをoffにしてないと有難味が薄れた)

Print Settingsタブ、infillの項目
Only retract when crossing perimeters: on (Avoid crossing perimetersをonにしてないと糸引き沢山)

どうやらABSがPLAよりも固く、吐出に必要な力が強いこと、吐出される樹脂の速度も遅いことが関係しているようで、ノズル径を大きく、温度を高めに設定すると成功率が上がる。現在250℃、樹脂の色がやや変色する、PEEKの耐熱温度を微妙に超えている等々、あまり人様に推奨できる条件ではないのだが、reprapで有名な某氏もJ-Headでこの温度で問題ないと言っているのでしばらくこの温度で行く。

2013年10月13日日曜日

Bowdenタイプのエクストルーダー設定

Mendelmaxがほぼ完成してから次の3Dプリンタを作ろうと色々と画策してきましたがうまくいっていません。ハードウェア的な設計が不十分だったり、Mendelmaxよりも剛性が低いせいで遅かったり・・・。それ以外にも実は共通点があって、それがBowdenタイプのエクストルーダーです。

Bowdenにするとエクストルーダーをキャリッジ以外に固定できるので軽くなり、印刷の高速化には必須です。またdeltaタイプのプリンタでは重いキャリッジは無理っぽいのでほぼ必須。
ただ、欠点もあってフィラメントが細くて長い管の中を通ってからエクストルーダーに入るのですがその分コントロールが難しい。具体的にはリトラクションの設定が今までとはちょっと違う。

普通のエクストルーダーのSlic3r設定(詳細はSlic3rのマニュアル参照)
Printer Settingsタブ、Extruderの項目
Retraction
Length: 0.5 mm (エクストルーダー、ノズルで異なるらしい)
Speed: 30 mm/s (デフォルト)
Extra length before restart: 0 mm(デフォルト、小さい方がいい)
Minimum travel after retraction: 2 mm (デフォルト、小さすぎるとリトラクションしまくる)
Retract on layer change: on (デフォルト、マニュアルでonを推奨
Wipe before retract: off (デフォルト)

Layers and perimetersの項目
Avoid crossing perimeters: off (onにするとGコード生成、印刷が遅くなる)

Print Settingsタブ、infillの項目
Only retract when crossing perimeters: off (onにすると回数が減るが糸引き増える)

Bowdenタイプの場合(Slic3rのTips頁参照)
Printer Settingsタブ、Extruderの項目
Retraction
Length: 5 mm (Bowdenは長め)
Speed: 30 mm/s (デフォルト)
Extra length before restart: 0.5 mm(0だとフィラメント送り不良だった)
Minimum travel after retraction: 2 mm (デフォルト、小さすぎるとリトラクションしまくる)
Retract on layer change: off (リトラクションが綺麗に出来てるならonでいいのか?)
Wipe before retract: on (新機能、bowden用に作ったらしいのでonにするのが吉)

Layers and perimetersの項目
Avoid crossing perimeters: on (Retract on layer changeをoffにしてないと有難味が薄れた)

Print Settingsタブ、infillの項目
Only retract when crossing perimeters: on (Avoid crossing perimetersをonにしてないと糸引き沢山)

一個一個のオプションだけ見てると意味が良くわからなかったが、組み合わせると意外と有効な気がする。今までのエクストルーダー設定もこっちに変えた方がいいかも。

2013年10月12日土曜日

Mendelmaxキャリブレーションのメモ

これまでそこそこの印刷品質(レイヤー厚0.2mm)で妥協してましたが、もう少し向上させたくなり、キャリブレーション見直し中。

X,Y,Z軸の直交:非常に調整しにくい構造をしている。今後の課題。

ベッド水平:ベッドの端から端までの高さの違いが印刷する厚さよりも小さくなるように調整する。ダイヤルゲージがあった方がいい。アルミ板、PCBベッドは凹凸が意外と大きいのでガラス板推奨。固定法によっては強く固定しすぎてガラスが歪んでいることがあるので注意。

X, Y steps/mm:モーター1回転あたりのステップ数、ベルトピッチ、プーリーの歯数から計算される値そのままにする。これで大幅にずれるならねじやベルトの緩みをチェック。

Z steps/mm:モーター1回転あたりのステップ数、ねじのピッチから計算される値そのままにする。これで大幅にずれるならねじとモーターの接続をチェック
X,Y,Zモータードライバの最大電流が低すぎると正しく動かない。高くしすぎると発熱しすぎるので低目から試す。定格ピッタリは意外と熱い。

E steps/mm:モーター1回転あたりのステップ数、ボルトとフィラメントの接する部分の径、ギヤ比から計算可能だがボルトとフィラメントの接触部分の太さは正確には測れない。実際に送りだされるフィラメントの長さを測定して補正。

フィラメント太さ:デジタルノギスで測定。小数点以下1桁でいい。フィラメントの断面が楕円になっていることが多いので長軸、短軸測定して平均する。

extrusion multiplier:Slic3rのみ。フィラメント太さでは微調整の計算が大変なのでこちらで微調整。実際に印刷されるプラスチックの量で調整する。ロの字型の物を印刷し、外側と内側の大きさが指定したサイズになってるかで調整可能。内側が指定サイズよりも小さい時はこの値を1よりも小さくする。

Z軸ホームポジション:エクストルーダー、ベッドを実際に使用する温度に暖めてから調整。エクストルーダーとベッドの間に紙を挟み、0.2mmの高さにしたら引き抜けるように調整。実際に印刷してフィラメントがベッドにしっかりつくが押しつぶれ過ぎない高さに微調整する。

これでABSでレイヤー厚0.1mm, PLAなら0.05mmはOK。

2013年6月28日金曜日

eMAKERshopからパーツを通販(覚書)

eMAKERshopからパーツの購入したので覚書。eMAKERshopはお店ではなく、個人が出品するサイトなので実際に購入する個人ごとに別々に注文する感じ。(複数の人の出品している物を同時にBasketに入れられるが、どうなるのかは試してない)

実際に購入したのはreprapproからホットエンド関連を、3D Andyからエクストルーダー関連を購入。reprapproはイギリス、3D Andyはオーストリアからの発送になった。どちらも購入後、自動送信メール以外の連絡はなく、発送されていた。購入時にはちゃんと発送の連絡をくれと書いておくべきかも。入金後、翌日発送ではなく、数日から1週間待たされた。発送後は1週間くらいで到着。商品のクオリティは割と高い気がする。

2013年3月31日日曜日

Bowdenタイプのエクストルーダー(その1:パーツ集め)

以前から試してみたいと思っていたことの一つに2色同時印刷があります。これを実現するには最低でも二つのエクストルーダー&ノズルが必要になります。一つのエクストルーダーにはステッピングモーターが一つついているので、全部で相当の重さ&サイズになり、現実的ではありません。
ということでBowdenタイプのエクストルーダーを作成することに。

まずは材料集めから。
RepRapWikiのBowdenのページをみるとBowden化に必要なPTFEチューブとPneumatic fittingの主な入手先が紹介されています。当然、すべて海外です。でも他のパーツと違って、既存の何かの為のパーツを流用しているだけなので、日本国内でも買えるはずと思って調べたところ…、普通に売ってました。

PTFEチューブ
そのままの名前であったりテフロンチューブ、PFAチューブ、四弗化パイプなどの名前で売られています。PFAとPTFEは若干違うものですが、Bowdenケーブルとして使うなら問題ないと思います(耐熱、低摩擦)。問題はサイズで、1.75mmのフィラメントに使う内径2ミリ、外径4ミリのものは安く、どこでも売ってるようですが、3ミリのフィラメントに使う内径3.1ミリ、外径6.35ミリ、のものはインチサイズの為、あまり売ってない&高いです。一部の人は内径4ミリ、外径6ミリのものを使用しているそうです。ネットでミリサイズを注文、念のためインチサイズも注文しましたが、在庫がなくしばらくかかりそうです。ミリサイズの方は即納で1メートル当たり数百円です。他にも買うものがあるなら別ですが、輸入の必要はないと思います。

Pneumatic fitting
日本語での商品名が不明だったので、まずはそこから。Wikiであげられているもののうち、Amazon.comの商品が型番まで明記してあります。検索したところ、SMCのこの型番の物は日本で売っている様です。「ワンタッチ継手」というらしい。この型番は外径6ミリのチューブ用でねじ部分がM5という規格。3ミリフィラメント用ですね。1.75ミリフィラメントは外径4ミリ用だと思います。

日本語の商品名がわかったところで近所のホームセンターでも探してみたところ、空圧部品のコーナーにも置いてありました。私はケチって安物を買ったところ、ネジ側の貫通穴が直径2ミリしかなく、ドリルで広げる羽目になったので、通販でSMCの物を買った方がいいのかもしれません。

外径6ミリ用にはR1/8というネジ径の物もあり、Wikiでも紹介されています。ネジ部がR1/8になっているものはM5よりも太く、貫通穴も大きいです。こちらも近所のホームセンターで売ってました。Thingiverseで紹介されているパーツを使いたい場合は、どの継手を使うのか注意が必要そうです。また、近所で購入したR1/8はThingiverseで公開されているパーツの穴にははまりません(穴の方が小さい)でした。R1/8にはテーパーとストレートがあるようで、私が購入したのはテーパーネジのものだったからなのかもしれませんが、データをちょっといじって穴径を大きくする必要がありました。