2013年3月31日日曜日

Bowdenタイプのエクストルーダー(その1:パーツ集め)

以前から試してみたいと思っていたことの一つに2色同時印刷があります。これを実現するには最低でも二つのエクストルーダー&ノズルが必要になります。一つのエクストルーダーにはステッピングモーターが一つついているので、全部で相当の重さ&サイズになり、現実的ではありません。
ということでBowdenタイプのエクストルーダーを作成することに。

まずは材料集めから。
RepRapWikiのBowdenのページをみるとBowden化に必要なPTFEチューブとPneumatic fittingの主な入手先が紹介されています。当然、すべて海外です。でも他のパーツと違って、既存の何かの為のパーツを流用しているだけなので、日本国内でも買えるはずと思って調べたところ…、普通に売ってました。

PTFEチューブ
そのままの名前であったりテフロンチューブ、PFAチューブ、四弗化パイプなどの名前で売られています。PFAとPTFEは若干違うものですが、Bowdenケーブルとして使うなら問題ないと思います(耐熱、低摩擦)。問題はサイズで、1.75mmのフィラメントに使う内径2ミリ、外径4ミリのものは安く、どこでも売ってるようですが、3ミリのフィラメントに使う内径3.1ミリ、外径6.35ミリ、のものはインチサイズの為、あまり売ってない&高いです。一部の人は内径4ミリ、外径6ミリのものを使用しているそうです。ネットでミリサイズを注文、念のためインチサイズも注文しましたが、在庫がなくしばらくかかりそうです。ミリサイズの方は即納で1メートル当たり数百円です。他にも買うものがあるなら別ですが、輸入の必要はないと思います。

Pneumatic fitting
日本語での商品名が不明だったので、まずはそこから。Wikiであげられているもののうち、Amazon.comの商品が型番まで明記してあります。検索したところ、SMCのこの型番の物は日本で売っている様です。「ワンタッチ継手」というらしい。この型番は外径6ミリのチューブ用でねじ部分がM5という規格。3ミリフィラメント用ですね。1.75ミリフィラメントは外径4ミリ用だと思います。

日本語の商品名がわかったところで近所のホームセンターでも探してみたところ、空圧部品のコーナーにも置いてありました。私はケチって安物を買ったところ、ネジ側の貫通穴が直径2ミリしかなく、ドリルで広げる羽目になったので、通販でSMCの物を買った方がいいのかもしれません。

外径6ミリ用にはR1/8というネジ径の物もあり、Wikiでも紹介されています。ネジ部がR1/8になっているものはM5よりも太く、貫通穴も大きいです。こちらも近所のホームセンターで売ってました。Thingiverseで紹介されているパーツを使いたい場合は、どの継手を使うのか注意が必要そうです。また、近所で購入したR1/8はThingiverseで公開されているパーツの穴にははまりません(穴の方が小さい)でした。R1/8にはテーパーとストレートがあるようで、私が購入したのはテーパーネジのものだったからなのかもしれませんが、データをちょっといじって穴径を大きくする必要がありました。

2013年3月22日金曜日

Nexus7のBootloaderをアップデート

久しぶりのNexus7ネタ。最近のParanoid Androidは私の期待していた方向とはちょっと違う方向に行ってる気がするので黙々とアップデートだけしてましたが、最新のブートローダーへの更新が推奨されていたので、念のためアップデートしました。

私のNexus7はルート化、Paranoid Androidのインストール済みです。また、PCには必要なドライバ等がインストール済みです。古い情報ですが、私の設定メモはこちらです。

バックアップ等をお忘れなく。

まず、現在のバージョンの確認ですが、ブートローダーモードで再起動します。Paranoid Androidの場合は電源ボタン長押しで表示されるメニューから選択していけば簡単です。ブートローダー画面の左下の方にバージョンが記載されています。私の場合は4.13でした。

次にgoogleのファクトリーイメージの最新版をこちらからダウンロードします。現在の最新版はJDQ39です。ダウンロード後、適当なプログラムで作業用フォルダに展開します。作業用フォルダにbootloader-grouper-4.18.imgというファイルがあることを確認してください。ファイル名からわかるように新しいブートローダーのバージョンは4.18ですね。

ブートローダーモードのNexus7をPCに接続します。USBデバッグを有効にするのをお忘れなく。PCのコマンドラインを起動。カレントフォルダを先ほどの作業用フォルダに移動後、コマンドラインから以下のコマンドを実行します。
fastboot flash bootloader bootloader-grouper-4.18.img
数秒でブートローダーが書き換えられるので、成功のメッセージが出たことを確認してから再起動します。(失敗したまま再起動すると確実に文鎮化するので注意してください)




2013年3月8日金曜日

冷却の重要性

まだまだ試行錯誤の連続ですが、冷却の重要性について面白いことがあったので投稿してみます。

エクストルーダーのギヤです。左右を比べると左のパーツの左側が変形しているのがわかります。冷却ファンの風が右半分にしかあたっていなかったのが原因です。一方、右側のパーツは変形がほとんどありません。
実はこれ、まったく同じGコードを使用しています。左のパーツを印刷後、冷却ファンの位置を2センチほどずらして印刷したのが右側です。これまでうまく印刷できない時はSlic3rの設定ばかりを疑ってきましたが、こんな些細なことでこうも変わるものなんですね。

ギヤ部分はうまく印刷できるようになりましたが、モーターの軸とギヤを固定するための留めネジの穴がSlic3rでうまく処理できてないのは今後の課題ということで…

2013年3月3日日曜日

RAMPS 1.4を買いました

Printrboardを壊してしまったので新しいコントローラーを買わなくてはいけません。これまでの教訓から壊れた部分だけを交換しやすい物がいいと考え、RAMPSにすることにしました。オールインワンのPrintrboardに比べ、若干嵩張る&値が張りますが、今回のように壊してしまった場合、ステッピングモーターのコントローラーが一つずつ別基盤だったりArduinoとシールドにわかれていたりと出費が少なくて済むはず…