以前から試してみたいと思っていたことの一つに2色同時印刷があります。これを実現するには最低でも二つのエクストルーダー&ノズルが必要になります。一つのエクストルーダーにはステッピングモーターが一つついているので、全部で相当の重さ&サイズになり、現実的ではありません。
ということでBowdenタイプのエクストルーダーを作成することに。
まずは材料集めから。
RepRapWikiのBowdenのページをみるとBowden化に必要なPTFEチューブとPneumatic fittingの主な入手先が紹介されています。当然、すべて海外です。でも他のパーツと違って、既存の何かの為のパーツを流用しているだけなので、日本国内でも買えるはずと思って調べたところ…、普通に売ってました。
PTFEチューブ
そのままの名前であったりテフロンチューブ、PFAチューブ、四弗化パイプなどの名前で売られています。PFAとPTFEは若干違うものですが、Bowdenケーブルとして使うなら問題ないと思います(耐熱、低摩擦)。問題はサイズで、1.75mmのフィラメントに使う内径2ミリ、外径4ミリのものは安く、どこでも売ってるようですが、3ミリのフィラメントに使う内径3.1ミリ、外径6.35ミリ、のものはインチサイズの為、あまり売ってない&高いです。一部の人は内径4ミリ、外径6ミリのものを使用しているそうです。ネットでミリサイズを注文、念のためインチサイズも注文しましたが、在庫がなくしばらくかかりそうです。ミリサイズの方は即納で1メートル当たり数百円です。他にも買うものがあるなら別ですが、輸入の必要はないと思います。
Pneumatic fitting
日本語での商品名が不明だったので、まずはそこから。Wikiであげられているもののうち、Amazon.comの商品が型番まで明記してあります。検索したところ、SMCのこの型番の物は日本で売っている様です。「ワンタッチ継手」というらしい。この型番は外径6ミリのチューブ用でねじ部分がM5という規格。3ミリフィラメント用ですね。1.75ミリフィラメントは外径4ミリ用だと思います。
日本語の商品名がわかったところで近所のホームセンターでも探してみたところ、空圧部品のコーナーにも置いてありました。私はケチって安物を買ったところ、ネジ側の貫通穴が直径2ミリしかなく、ドリルで広げる羽目になったので、通販でSMCの物を買った方がいいのかもしれません。
外径6ミリ用にはR1/8というネジ径の物もあり、Wikiでも紹介されています。ネジ部がR1/8になっているものはM5よりも太く、貫通穴も大きいです。こちらも近所のホームセンターで売ってました。Thingiverseで紹介されているパーツを使いたい場合は、どの継手を使うのか注意が必要そうです。また、近所で購入したR1/8はThingiverseで公開されているパーツの穴にははまりません(穴の方が小さい)でした。R1/8にはテーパーとストレートがあるようで、私が購入したのはテーパーネジのものだったからなのかもしれませんが、データをちょっといじって穴径を大きくする必要がありました。
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