2013年10月12日土曜日

Mendelmaxキャリブレーションのメモ

これまでそこそこの印刷品質(レイヤー厚0.2mm)で妥協してましたが、もう少し向上させたくなり、キャリブレーション見直し中。

X,Y,Z軸の直交:非常に調整しにくい構造をしている。今後の課題。

ベッド水平:ベッドの端から端までの高さの違いが印刷する厚さよりも小さくなるように調整する。ダイヤルゲージがあった方がいい。アルミ板、PCBベッドは凹凸が意外と大きいのでガラス板推奨。固定法によっては強く固定しすぎてガラスが歪んでいることがあるので注意。

X, Y steps/mm:モーター1回転あたりのステップ数、ベルトピッチ、プーリーの歯数から計算される値そのままにする。これで大幅にずれるならねじやベルトの緩みをチェック。

Z steps/mm:モーター1回転あたりのステップ数、ねじのピッチから計算される値そのままにする。これで大幅にずれるならねじとモーターの接続をチェック
X,Y,Zモータードライバの最大電流が低すぎると正しく動かない。高くしすぎると発熱しすぎるので低目から試す。定格ピッタリは意外と熱い。

E steps/mm:モーター1回転あたりのステップ数、ボルトとフィラメントの接する部分の径、ギヤ比から計算可能だがボルトとフィラメントの接触部分の太さは正確には測れない。実際に送りだされるフィラメントの長さを測定して補正。

フィラメント太さ:デジタルノギスで測定。小数点以下1桁でいい。フィラメントの断面が楕円になっていることが多いので長軸、短軸測定して平均する。

extrusion multiplier:Slic3rのみ。フィラメント太さでは微調整の計算が大変なのでこちらで微調整。実際に印刷されるプラスチックの量で調整する。ロの字型の物を印刷し、外側と内側の大きさが指定したサイズになってるかで調整可能。内側が指定サイズよりも小さい時はこの値を1よりも小さくする。

Z軸ホームポジション:エクストルーダー、ベッドを実際に使用する温度に暖めてから調整。エクストルーダーとベッドの間に紙を挟み、0.2mmの高さにしたら引き抜けるように調整。実際に印刷してフィラメントがベッドにしっかりつくが押しつぶれ過ぎない高さに微調整する。

これでABSでレイヤー厚0.1mm, PLAなら0.05mmはOK。

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