2013年1月7日月曜日

Printrbot PLUSについてあれこれ思うこと

日本への引越のため、クリスマスあたりから2週間強仮住まいなんですが、ネットが遅くてYoutubeすらカクカクして嫌になります。Nexus7用のParanoid Androidの新バージョンもまともにダウンロードできず…(100MB程度のファイルを大きいと感じるようになったのは久しぶりです)
そんなわけで最近は主に動画なしのweb閲覧のみの生活です。Nexus7ネタの更新はあと1週間は難しいです。見捨てないでください。

引越前にPrintbot PLUSをかなり真剣にいじり倒して付属していた1lbのフィラメントは使い切りました。wiki等で推奨されているアップグレードもほとんど実施しました。んで結論、ハードウェアの設計上の問題点をクリアしない限りこれ以上の印刷品質&速度の向上はムリ。

Printrbot PLUSの設計上の問題点は
  • Z軸ロッドが下側でしか固定されていないため、ある程度以上の速度になると振動の影響が大きい
  • そのZ軸ロッドの固定も不十分なためXキャリッジに負荷(フィラメントをリールから引っ張るとか)がかかると傾く
  • テーブルが本体に狭い間隔で設置されたリニアブッシュで支えられている上、そのリニアブッシュは結束バンドで留められているだけで剛性不足、Y軸方向をフルに使おうとすると傾く
  • テーブルが木製合板のため反りやすい
が特に大きいです。おそらく6インチ四方だったPrintrbotを8インチ四方にしたのが原因だと思います。Z軸ロッド径を12ミリにしてある程度の問題を解決しようとしていますが、6インチから8インチって長さで3割増し、面積で7割増しです。他の部分の強度ももう少し上げないと…。印刷品質の向上のためには印刷する層の厚みを薄くしていくことが不可欠ですが、上の4つの欠点は層を薄くすればするほど顕著になっていくんですよね。

最近、Z軸を大幅に拡張するアップグレードその他のアップグレードが発表されました。クリスマスセールで日替で注文しなければいけなかったので見送りましたが、これらの欠点を修正するもののようです。

Z軸拡張
非常識なサイズに目を奪われがちですが、こっそりZ軸ロッドの上端をしっかり固定しています。

Print Bed Stabilizer
Y軸のリニアブッシュの固定を結束バンドから板ではさみこむ形にしてしっかり固定する物のようです。

Print Bed Leveler
今までのベッドをキャリッジにしてベッドを固定する台を新たに追加しているので、多少は改善するのかなと思っています。

ただ、これらのアップグレードを全部購入すると結構な金額になる上、今までとは違って国際便の送料。Z軸拡張セットの送料は想像すらできません。Z軸は安定化だけで十分なんですよね。これらの金額をキットそのものに加算すると…最初からもう少しお高いキットを買うべきだったかも。

あと、拡張・改善ということを考えると、すべてのパーツがレーザーカットした木の合板で出来ているというのはかなり大変です。既存のねじ穴を利用するには工夫がいるし、新しい穴をあけるなら正しい位置に開けるにはそれなりのテクが必要。これまでに公開されてきた他のプリンタ用のパーツの流用もかなり大変。

ここはもう思い切ってMendelmaxを作っちゃうことにしました。

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