2012年9月30日日曜日

Nexus7のStock ROMのiWnnを別のROMでも使用する

すでに何度か触れているネタなのですが、どうもそれを検索してくる人が多いみたいなので、一つの記事にまとめておきます。

Nexus7のStock ROM付属の日本語入力であるiWnnはGoogle Playからはインストールできません。Titanium Backupなどのソフトを使用し、アプリのAPKファイルだけバックアップして、インストールしても追加で必要なファイルがあるため動作しません。

私は以下の手順で他のROMでもiWnnを使用しています。iWnnの動作に必要なファイルはガジェット好きなプログラマーの不定期な戯言さんのこちらの投稿を参考にさせていただいています。

1. Root化する。ES File explorerなどのroot化に対応したファイラーをインストールする。
2. /system/app/に移動
3. 以下のファイルをバックアップ

iWnnIME.apk                      iWnnIME_Kbd_White.apk

4. /system/lib/に移動
5. 以下のファイルをバックアップ

libEnjemailuri.so                libiwnn.so
libkaomoji_kihon.so              libkaomoji_tyukyu.so
libnjaddress.so                  libnjcon.so
libnjemoji.so                    libnjexyomi.so
libnjfzk.so                      libnjname.so
libnjtan.so                      libnjubase1.so
libnjubase2.so                   lib_dic_en_USUK.conf.so
lib_dic_en_xlarge_USUK.conf.so   lib_dic_ja_JP.conf.so
lib_dic_ja_xlarge_JP.conf.so     lib_dic_morphem_ja_JP.conf.so

6. ROMをインストール。
7. gappsをインストール。
8. 再起動後、バックアップしたファイルを元のフォルダにコピー。
9. すべてのファイルのパーミッションをrw-r--r--に変更する。

パーミッション変更はES file explorerだとファイル名を長押し、propertiesを選択、表示されるChangeボタンを押して変更できます。複数ファイル同時変更はできないようなのでちょっと面倒です。私は7から9までを自作のgapps.zipのインストール時に実行しています。一度作ってしまえばずっと使えるのでとても便利です。

2012年9月29日土曜日

Nexus7の省電力設定メモ

Nexus7をデフォルトの設定で使っているとものすごい勢いでバッテリーが減っていく。
必要不可欠なバッテリー消費は仕方がないが、無駄遣いは極力避けたい。というわけで設定を弄ってみた。以下はCookies & Creamなので他のROMは若干違うかも。

1. 液晶関連
設定画面のバッテリーのところを見てみるとバッテリー消費量が最も大きいのはScreen。自動調節は少し明るすぎるのと、Tegra3のsmart dimmer(コントラストを調節してバッテリー消費を抑える機能)を考えると、ディスプレイのBrightnessを下げたほうが良さそう。色合いがかなりおかしくなるので嫌いな人もいるみたいだが、私はあんまり気にならない。ただ、効果は微妙。常に最低にしても、バッテリー消費のトップはScreen。
Nexus7に使われているIPS液晶は電圧をかけていない黒色がもっとも低消費電力なので壁紙やアプリのテーマを黒っぽいものにするのも効果があるかも(未検証というか元から黒っぽい

2. GPS関連
Screen以外のアプリでは、Mapsが数%消費していることがある。地図をほとんど使用していないのに上位にMapsがある場合は、設定の

PERSONAL
Location Services > Goggle's location service OFF
Location Services > Location & Google search OFF

GPSを使わない間はGPS satelitesもOFFにするだけでかなり違う。

3. wifi
使ってない時間帯もwifiがONになっているとメーラーやら何やらがチェックしてバッテリーを食う。

WIRELESS & NETWORKS
Wi-Fi > 右上のメニューボタンをクリック > Advanced > Keep Wi-Fi on during sleep > Never

4. 使ってないアプリ
今は使ってない(昔は使っていた)アプリが勝手に起動してることがある。電源ON時に起動するようなオプションがあるアプリの場合は要注意。以前使っていた天気系のアプリが該当。設定をOFFにできれば問題ないが設定が見つからない場合、アンインストールも一つの手段(そもそも使ってないなら不要、使いたくなったらまたインストールすればいい)

5. バッテリ消費の激しいアプリ
設定次第という可能性もあるが、同様の機能を提供するアプリでもバッテリ消費が大きく異なるケースがある。いくつか試してみる際はバッテリ消費も意識すべき。カスタマイズできるウィジェットが該当。必要ない機能まで提供してくれたがバッテリ消費が大きいので使用を中止した。

6. Kernelとか動作電圧とか
○○カーネルはバッテリの持ちが非常にいいとかいう投稿。大抵スリープ中のバッテリ残量が数時間たっても100%とかそんな画像つき。ROMをクリーンインストールして上記の設定だけして、何もアプリをインストールしなければ普通に実現可能。信頼性低。
特定の条件(動画連続再生とか)で某カーネルが一番バッテリ消費が少ないというお話。それ以外の条件では?(動画なんてそんな長時間見ません)
実際にインストールしてみたら妙にパフォーマンスが悪い。自分の環境で実際に使ってみるしかなさそう。
動作電圧を下げて節電。やりすぎると却って電力消費が増えることもあるらしい。設定次第では不安定で最適な設定を見つけ出す必要がある(普段と違うことすると動作しないかも)。というかそもそもその辺の最適化はメーカーで散々やられているはず(バッテリ連続動作時間は他社製品との差別化の重要なパラメータだと思います)。
かかる手間とリスクを考えると普通に標準カーネルで標準電圧がよさそうです。私は4つ試しましたがw

2012年9月28日金曜日

Nexus7にCookies&Cream 1.1.0をインストール&設定メモ

Nexus7にCookies&Cream 1.10をインストールしました。CodeNameAndroidにParanoid AndroidのアプリごとのUI選択機能を導入した美味しいとこ取りを目指したROMです。

インストール前のROMはParanoid Android 2.15を色々と(カーネルとかドライバとか)いじったものです。素のROMであれば上書きインストールの成功報告もあったのですが、今回は一応フルワイプもどきを実施。

ROMのダウンロードはxdaのここから
1.1.0はlinaroとnon-linaroの2バージョンあります。linaro版はbluetoothやら何やらに不具合があるらしいので、「とにかくパフォーマンス重視」という方以外はnon-linaroを選んで問題ないと思います。
リンク先には記載されていませんがgoogleのサービスを利用するにはgapssのインストールが必要です。goo.imのここからCodeNameAndroid用のgappsをダウンロードしてください。Nexus7のカメラはいまいちなのでpicasaと同期できるCNA-GAPPS-JRO03C-WithPicasa-NoCameraFeatures.zipの方が良いと思います。(私は自作のgappsを使用しています)

1. CWMリカバリを起動
2. mounts and storage > format /system

3. mounts and storage > format /data
4. mounts and storage > format /cache
5. install from zip > Cookies_Cream_1.1.0.zip
6. install from zip > mygapps.zip
7. reboot system

無事再起動しましたが、直前にバックアップしておいたParanoid Preferencesの設定はリストアしようとすると強制終了してしまいました。それほどいじる部分がないのでいいのですがちょっとメンドクサイ。
私は最近、TabletUIを愛用しているのですが、TabletUIだとnavigation barのメニューボタンを分割出来ないっぽいです。期待していたのでちょっと残念。前バージョンと同様、PhabletUIの方が楽しめそうですね。ちょっと設定のうち忘れそうなのをメモしておきます。

ROM
Paranoid Settings > Workspace > Stock UI (再起動)
Paranoid Settings > User Interface > 微調整 (再起動)

WIRELESS & NETWORKS
More... > NFC OFF

ROM
Interface > Power menu > Screenshot ON
Interface > Status bar > Battery icon style > CircleMOD
Interface > Status bar > Day of the week > Small weekday
Interface > Notification toggles > お好みで(PhabletUIのときのみ、tabletUIのときはNotification power widget)
Interface > Navigation bar > Menu visibility > Always show
Interface > Navigation bar > 左上のメニューボタンをクリック > Reset navigation barを選択(これをやらないとButtonの初期設定が「Empty」になっている)
Interface > Navigation bar > Navigation button glow color > Holo
Interface > Navigation bar > Navigation button glow glow color > Holo

Performance > Start-UP tweaks > Enable start-up tweaks OFF
Performance > Kernel controls > zRAM > 18% (default)を選択
Performance > Kernel controls > Kernel samepage merging ON

2012年9月26日水曜日

Nexus7にJRO03Rのドライバーをインストール

近日中にCM10にも導入される=Paranoid Androidにも導入されると思われますが、一足先にインストールしてみました。
xdaのこちらからzipファイルをダウンロード、CWMリカバリからインストールするだけです。念のためキャッシュはクリアしました。

今のところ問題なく動作しています。
googleからのアナウンスにNexus7に関しては特に"support GPS, and include a high-precision touchscreen firmware."と書かれているのでGPSを使う人やタッチスクリーンの動作に不満がある人でROMが対応するのを待てないという(私みたいな)人は試してみる価値はあるかも。

Nexus7にParanoid Android 2.15をインストール

急にアクセス数が増えたと思ったら日本でもNexus7が発売されたんですね。日本で専用アクセサリがどの程度発売されるかちょっと楽しみです。

さて、Paranoid Androidの新バージョンがリリースされたので早速インストールしました。今回は上書きインストールです。特に問題もなく終了しました。

前バージョンでParanoid Preferenceの設定が保存、リストア出来るように修正されたのですが、今回バージョンアップ後に以前の設定を復旧することができました。最新の設定を保存し忘れていたので若干手間がかかりましたが、おおむねOK?

バージョンアップ内容は

  • trebuchetのTablet UIでのクラッシュ修正
  • Tablet UIでの通知領域のDo-not-disturb設定
  • 壁紙の更新
  • google r6 patchの適用

らしいのですが、そもそもTrebuchet(デフォルトランチャー)なんて使わないのでクラッシュすることすら知りませんでした。壁紙の更新ですが、せっかくの高解像度ディスプレイなのでもう少し綺麗な写真を使いたいです。そしてgoogle r6 patchに関しては正体すらわかりませんでした。となると残るは通知領域の設定なんですが、今のところ効果を実感できていません。

現在、バッテリーをなるべく持たせるための設定を模索中です。ある程度まとまったら報告します。

2012年9月24日月曜日

Nexus7のKernel一覧

あまり更新されていない物は省いてあります

faux123
詳細はリンク先を参照。
Enhanced Stock (1.2GHz), Mainline (1.4GHz, GPU 512MHz), Ultimate (1.6GHz, GPU 512MHz)の三種

あまり詳細は提供されていない。
バージョンごとにクロック等は異なるが最新は1.4GHz

1.8GHz GPU 700MHz

Over Clockなし
TrickstarMODによるCPU電圧変更に不具合報告あり

1.6GHz, GPU 416MHz(stock), 484MHz, 520MHzの三種

特定の条件での比較が[GUIDE] N7 'Best' Kernel? (Performance & Battery Tests)に投稿されている。全体的にベンチマークが高速なものほどバッテリーの持ちが悪い。この投稿ではバッテリーを重視するならStockのままかfranco、スピード重視ならElite、バランスならMotleyらしい。いままでTrinityとMotleyを使ってきたがFrancoもちょっと試したくなってきた。

2012年9月23日日曜日

Paranoid Android 2.14設定メモ

クリーンインストールで設定が全消去されてしまったのでメモ。


INTERFACE
Paranoid Settings > User Interface > System apps default UI: Tablet mode

Paranoid Settings > User Interface > User apps default UI: Tablet mode
Paranoid Settings > User Interface > System apps default size: 160

Paranoid Settings > User Interface > User apps default size: 160



ここで再起動。上記設定内容で設定メニューの中身が変わるので注意。

WIRELESS & NETWORKS
> More... > NFC OFF

INTERFACE
Lock screen > Owner info > Show owner info on lock screen OFF
SYSTEM > Battery status style > Percentage
SYSTEM > Notification drawer > 好みに合わせて入れ替え

SYSTEM > Power menu > 好みに合わせて入れ替え
SYSTEM > Navigation bar > Split menu button > ON

DEVICE
Display > Rotation > 180 degrees ON

PERSONAL
Profiles OFF
Location services > GPS source > Use Internal GPS
Security > Make passwords visible > OFF
Security > Unknown sources ON

SYSTEM
> Date&Time > Use 24-hour format ON
> Developer options ON
> Developer options > Android debugging ON

Paranoid Preferences
Play store > 右上のresetを押す
Super sudoku > size 213

Nexus7にParanoid Android 2.14をクリーンインストール

ちょうどParanoid Androidがバージョンアップしていましたのでクリーンインストールをしてみました。
ブートローダー画面で以下を実行。

fastboot flash recovery recovery-clockwork-touch-6.0.1.0-grouper.img
adb reboot recovery

CWMリカバリ起動後、wipe data/factory resetを実行。さらに以下のコマンドを実行。


adb push pa_grouper-2.14-21SEP2012-230045.zip /sdcard/
adb push mygapps.zip /sdcard/

CWMリカバリでinstall zip from sdcardを選び、先ほど転送したROMのzipとgappsのzipをインストール。mygapps.zipは私が自分用に作成したgappsです。普通はParanoid Androidが推奨するgpassを使用してください。インストール後、再起動すればParanoid Androidが起動します。

今回のバージョンアップの内容はまだ公開されていません、詳細が分かり次第、追記します。
(09/23/2012追記)
今バージョンでParanoid Preferencesの設定保存のバグが修正されたようです。Nexus7のhybrid設定も微妙に変わっています。やはり開発者が実機を持ってるといいですね。
また、わかりやすいところではSuper UserコマンドがSuper SUに変更されました。
Status Barを透過表示できるようになりました。壁紙のデザイン次第では見づらいですが、25%くらいがいい感じです。

Nexusのラグを減らすバグフィクスが導入されているらしいんですが、これは常時おきるものではないのでなかなか実感しづらいです。

Nexus7半文鎮化再び&復旧再び

またしても(笑)やってしまいました。起動しなくなることを文鎮化(Brick)というのだと思い込んでいましたが、電源が入る場合はsemi-brick(半文鎮化)というらしいですね。

さて、復旧については以前も書いていますが、見に来てくださる方がいっぱいいるようなので今回も書いておきます。

まず、現状を確認します。
  1. 電源投入後、Googleのロゴは出てくるけど、その先に進まない
  2. 電源ボタン長押しで再起動しますが、同じ状態になる
  3. 再起動時に電源ボタンとボリューム下ボタンを長押しでブートローダー画面起動
  4. リカバリを起動しても起動しない
前回は実は4の段階でリカバリが起動できたのですが、今回はさらに悪化した感じです。
ブートローダー画面でPCと接続、以下のコマンドを実行

fastboot erase boot
fastboot erase cache
fastboot erase recovery
fastboot erase system
fastboot -w update image-nakasi-jro03d.zip

これでデバイスが完全に初期化&Stock ROMになりました。自動的に再起動し、ブート画面がスタートするはずです。root化されていないし、CWMリカバリもなくなっているので、一からやり直しです。

fastbootが実行できない人はAndorid SDKがインストールされていないか、ドライバの設定がおかしいとかだと思われます。ちらっと「How to root nexus7 (自分用メモ)」に書いていますので参考になるかもしれません。
root化をワンクリックツールとかでやってしまうと、このあたりの知識がないままになるのでちゃんと自分で環境を構築してコマンドラインで実行する方が良いと思います。というかコマンドラインでroot化すればfastbootが使えないなんてことはないはず…


2012年9月18日火曜日

Nexus7にParanoid Andorid 2.13をインストール

もう少しCookies&Creamで遊ぶつもりだったのですが、Paranoid Android 2.13のバージョンアップ内容がNavigation Barのカスタマイズ関連だったので、ついついインストールしてしまいました。

いつものように手抜きでフルワイプなしのインストールで問題なく起動しました。が、Cookies&Creamで保存したParanoid Preferencesの設定をリストアしたら設定画面が強制終了するように。再インストールする羽目になりました。いくらなんでも調子に乗りすぎましたね。

さて、今回の目玉であるNavigation Barのカスタマイズですが、PhabletUIでボタンを入れ替えたり追加したりすることができるようです。発想が貧困な私はメニューボタンを常時左右に表示するくらいしか思いつきませんでした。もうひとつは時計をバー中央に表示するというもの。ちょっと微妙?
TabletUIの方は今回大きな変更点はなかったようです。

ついさっき気がついたのですがParanoid AndroidもPhabletUIならStatus Barのスワイプで画面の明るさ調整ができます。実際に操作した感触としては明るさの微調整がしづらく、Cookies&Creamの方が操作しやすく感じました。

今回のアップデートはCookies&Creamの登場と何か関連があったんでしょうか。ParanoidAndroidの開発者の方はいよいよNexus7を入手するようなので、今後Nexus7ならではの機能などが充実するようになると楽しいですね。

Nexus7にCookies&Cream 1.01をインストール&設定メモ

Cookies&Creamがバージョンアップして1.01になったので早速更新しました。前回リンク先を記載し忘れたので今回は忘れずに記載します。

xdaのこちらに最新版へのリンクがありますのでこちらを参照してください。1.00からの変更点は明記されていませんが、メニュー関連のバグフィクスらしいです?
1.00導入時にはTabletUIでメニューボタンが最近使ったアプリとわかれていたのが、1.01にアップデートしたら、別れなくなってしまいました。実際にはアップデート時に一旦デフォルトのPhabletUIが起動し、TabletUIへ切り替え前に設定画面を触ってしまいましたので、それが原因かもしれません。設定項目がどこにあるか発見できていませんので、どなたかご存知でしたら教えていただけると助かります。

さて、インストールから丸一日使ってみましたが、TabletUIで使う場合、このROMの売りであるNav Barのボタンカスタマイズがうまく機能しません。またStatus Barのスワイプで画面の明るさ調整ができる(この機能はParanoid Androidにもありましたね)ので、PhabletUIで使うのが良いと思います。その代わり、Notification Power Widgetが出てこないので私はNotification toggleを使って通知領域でのトグルを実現しています。
あとは見た目に関連するところが多いのですが

Interface > Status bar > Battery icon style > CircleMOD バッテリ残量を円+数字で表示
Interface > Status bar > Day of the week > Small weekday 時間の横に曜日を小さく表示
Interface > Status bar > Brightness control Status bar スワイプで画面の明るさ変更
Interface > Navigation bar > Menu visibility > always show 常時メニューボタンを表示
Interface > Navigation bar > Navigation bar ring関連 ホームボタンスワイプでGoogle now以外のアプリを起動可、複数登録可能
Performance > Disable boot animation 起動時のアニメをoff, 起動アニメがPortrait Landscape用なのでいっそoffにしてしまえという…

こんなところでしょうか。

2012年9月17日月曜日

Nexus7にCookies&Cream 1.00をインストール

スマホとタブレットの中間のディスプレイサイズのNexus7にはアプリごとのUI設定が可能なParanoid Androidが最適と信じて疑わない私ですが、今週、私の固定観念を吹き飛ばす新しいROMが登場しました。

Cookies&Cream ROMはParanoid AndroidをCodeNameAndroidに移植?したROMです。Paranoid Android同様にアプリごとのUI設定ができるだけでなく、CodeNameAndroidのNav Barカスタマイズが可能になっています。最近、Paranoid AndroidのTablet UIでも最近使ったアプリとメニューボタンを別にすることが可能になりましたが、それよりもはるかに多くの項目をカスタマイズが可能なようです。また、時計やバッテリー、電波状況の表示もかなり細かくカスタマイズできます。私はParanoid Androidに慣れているので今のところそれほどカスタマイズしていませんが、もう少ししたら色々と変更する予定です。

Paranoid Android 2.12からのインストールはキャッシュとシステムのフォーマット後、ダウンロードしたROMのインストールでうまく起動しまいました。完全初期化しないといけないかと覚悟していましたが、今のところ特に問題もなく動作しています。一つだけ問題があるとすればParanoid Preferencesの設定がバックアップからリストア出来ないことでしょうか。これはParanoid AndroidにもあったようなのでこのROM特有の問題ではないかも。

今後、この二つのROMがどういう風に成長していくのか、非常に楽しみです。

2012年9月15日土曜日

Nexus7にParanoid Andorid 2.12をインストール

Paranoid Android 2.12がリリースされたのでアップデートしました。今回は新バージョンの上書きインストール(所謂Dirty flash)ではなく、CWMリカバリからシステムパーティションだけフォーマットしてからインストールしてみました。sdcardフォルダの中身だけ残して初期化とかしたいんですが、まだ正しいやり方を見つけられていません。

さて、気になる更新内容ですが、Paranoid PreferencesがバージョンアップしてSuperUser権限をほとんど要求しなくなり、動作が早くなったそうです。確かに以前よりもきびきびしている印象です。残念ですが、以前のバージョンとは設定バックアップの形式が若干変わったのか、バックアップした設定のリストアはうまくいきませんでした。

個人的に今回のアップデートの一番素晴らしいところはTabletUIのメニューボタンを最近使ったアプリボタンと別にする設定が追加されたことです。以前は、有志の方が作成されたパッチを使う必要がありましたが、今後はそういう必要はありません。これからは迷わずTabletUIを使っていくことになりそうです。


2012年9月9日日曜日

Nexus7用stock ROMをDeOdexする

Stock romのダウンロードはここから。

そのままでは必要なファイルにアクセスできない。system.imgをunpackして全ファイルを取り出すのは以前のメモを参照。ここだけまだwindowsでは実現できてない。

deodexはcustom-rom-creator-studio(crcs)を使用。リンク先からダウンロード。toolsはちょっと古いものがあるので、最新版をダウンロードして入れ替えた。
SignAPK.jarだけ見つからないのでtoolsの物を使用。あとはリンク先から最新版の配布先をたどってダウンロード。zipalign.exeはAndroid SDKのtoolsからコピー。

crcsを起動して、system.imgから取り出したファイルをbase romとして指定。あとはMainMenu -> Project -> Deodex All Apk and Jar Files でdeodexして完了。

Framework/uiautomator.jarだけエラーが出た。原因は調査中。今のところ使用予定のないファイルなので後回し。

前回、自分用のgappsを作った時はdeodexされているstock romをダウンロードしたが、これからは必要なファイルは自分で用意できるようになった。

2012年9月7日金曜日

Nexus7にParanoid Android 2.1をインストール

ついにParanoid Android 2.1の正規版が公開されました。Ver. 1.xからVer. 2.xへのバージョンアップということで大幅に変更があったようです。
2.0公開直後にバグ修正が入ったようでNexus7版は最初から2.1です。些細なことですが、バグ修正くらいならVer. 2.01でいいと思います。

さて、気になる更新内容ですが、今回の目玉であるParanoid Preferences.apkのバージョンアップにより、システムアプリ、ユーザーアプリのそれぞれについてデフォルトのUIをカスタマイズできるようになりました。
以前、「Nexus7にParanoid Android 1.991aをインストール&設定メモ」に書きましたが大抵のアプリは似たような設定にカスタマイズされるのでなかなか便利です。ただ、いくつかのアプリについてデフォルトの設定が反映されていませんでした。

タブレットUIのカメラのバグ修正がされたようですが、私はnexus7のカメラをほとんど使わないので未確認です。タブレットUIの通知がかなり使いやすくなっていました。ただ、最近使ったアプリボタンとメニューボタンが一個になってしまうのが使いにくくて、私は使っていません。1.992のときは、この二つのボタンを分けるパッチが公開されていたので、近々公開されるのではないかと思っています。

「他にもたくさんある」らしいんですが、よくわかりません。バグ修正がたくさんあったらしいんですが、CM関連のバグって、掲示板等を見ないと見つからないので把握していません。

とにかく大切なことは、Ver. 2.1も安定しているし、とても使いやすいということです。



2012年9月6日木曜日

一足先にNexus7でParanoid Android 2.0を体験する

Paranoid Android 2.0がついに公開されました。と言ってもGalaxy Nexus (maguro)版のみですが。Paranoid Androidは「ほぼオープンソース(笑)」なのでソースが公開されていないParanoidPreferences.apkさえ入手できればあとは自力で何とかできます。早速maguro版からPreferencesだけ抜き出してみました。

Paranoid Android 2.0は以前ビルドに成功しているので安心。repo syncを実行して最新版のソースに更新後、ビルドしました。
gappsは最近自作した物を使用。

バックアップ後、リカバリを起動、zipからインストールでROMとgappsをインストール。キャッシュのワイプはしましたが、データは初期化しませんでした。
再起動。あまり心配していませんでしたが、この瞬間はまだ緊張します。前回指摘し忘れましたが、2.0から起動時にアプリの最適化中とかメッセージと進捗状況が数字で表示されますね。以前はブートアニメしか表示されないので、起動するかやきもきさせられましたが、今後はそういう心配はなさそうです。

再起動後、ParanoidPreferences.apkを公開されたmaguro版から抜き出して/system/appにコピー、パーミッションの変更を忘れずに。

新しいPreferencesは予告どおり、システムアプリ、ユーザーアプリのデフォルトUIを指定できます。今バージョンからTablet UIのバグが大量に修正されたようなのでデフォルトはTabletにしてみました。今のところ非常に快適です。

自作のgappsも今回が初テストになりますが快適に動作しているようです。

2012年9月5日水曜日

Nexus7用にgapps.zipを自作する。

CM10等のROM用の最新のgappsはgapps-jb-20120726-signed.zipですが、これを使用していると妙にエラーメッセージが出ます。致命的な問題ではないのですが、快適とは言い難いのでStock ROMから必要なファイルを抜き出して自分用gappsを作ることにしました。

Stock ROMのapkはOdex化されているので、異なるROMだと動作しないかもしれない。De-Odexすればいいんだけど自力で全部やるのは大変。既にde-odex&zipalignされているROMをxdaのここからダウンロード。

必要なファイルは基本的にはgapps-jb-20120726-signed.zipと同じだが若干異なる部分がある。

以下のファイルは存在しない

/system/app/ChromeBookmarksSyncAdapter.apk
/system/app/GenieWidget.apk
/system/app/GoogleCalendarSyncAdapter.apk 
/system/app/Microbes.apk
/system/app/QuickSearchBox.apk
/system/lib/libflint_engine_jni_api.so
/system/lib/libmicrobes_jni.so
/system/lib/libpicowrapper.so
/system/tts/lang_pico/*.*

ChromeBookmarksSyncAdapter.apkはそもそもJellyBeanのデフォルトブラウザがChromeなのでStockには含まれていないと思われる。私はChromeを使うので不要。GenieWidget.apk (News & weather widget?)、Microbes.apk (live wall paper)は私は使わないので問題無し。
AOSPのカレンダーアプリ(calendar.apk)にはgoogleカレンダーとの同期機能がない。GoogleCalendarSyncAdapter.apkが同期機能を提供。StockにインストールされているCalendarGoogle.apkは単体で同期が出来るため不要。その代わりCalendar.apkを削除、CalendarGoogle.apkをインストールする。念のため、CalendarProvider.apkもstockのものと置き換える。
QuickSearchBox.apkはVelvet.apkに名前が変わったらしい。こちらを代わりにインストール。
/system/lib以下と/system/tts以下はText-to-speechとlive wall paper関連らしいがやはり不要。

Gallery2.apkを削除してStockのGalleryGoogle.apkをコピーするとpicasaやgoogle+との同期ができるらしい。
OptionとしてFacelock関連のファイルはフロントカメラ搭載機種かどうかを判定して必要なファイルをコピーするようになっているがNexus7専用にするつもりなので

/system/app/FaceLock.apk
/system/lib/libfacelock_Jni.so
/system/vendor/pittpatt/*.*

をコピーした。

以上でgappsの作成は終了。終了後、もっとちゃんとしたものが既に作成されているのを発見。悔しいので、iWnn関連ファイルとiWnnのapkも同時にインストールすることにする。fallback_fonts.xmlも入れ替えることにした。

2012年9月4日火曜日

Nexus7を文鎮化から復旧

Nexus7がリカバリすら起動しなくなりました。 直前に自作ROM&gappsをインストールするはMounts and Storage >format /systemしたりしているので心当たりがありすぎて原因が分からない状態です(笑)。なんでそんなことをしたかというとユーザーデータ削除しないでsystem以下を削除したかったから。まあ半分予想してたんですが、googleのロゴが出た画面で停止します。電源とボリューム下を長押しでリセットと同時に電源+ボリューム上下を押してブートローダーへ。PCとUSBで接続。以下を実行。

fastboot erase boot
fastboot erase cache
fastboot erase recovery
fastboot erase system
fastboot flash recovery recovery-clockwork-touch-6.0.1.0-grouper.img


実行後、ブートローダーからリカバリモードを起動。

fastboot -w update image-nakasi-jro03d.zip

この時点でユーザーデータは削除されます。自動的に再起動。なんか久しぶりにXが出てくる起動画面を見た。起動を確認したら電源オフ。電源&ボリューム上下を押してリカバリに入りました、がリカバリ死亡。

fastboot flash recovery recovery-clockwork-touch-6.0.1.0-grouper.img

再実行w。実行後リカバリを起動。

adb push hogehoge-rom.zip /sdcard/
adb push gapps.zip /sdcard/

最後の"/"は多分必須。一回忘れたらうまくいきませんでした。
ここからはいつものCWMリカバリからのROMインストールと同じです。一度Stock ROMをインストールしているので色々ワイプするのをお忘れなく。

結局原因は不明ですが、少なくとも自作ROMは起動しないものだったようです(滝汗)。一度に複数ステップ怪しいことをやるのはやめた方がよさそうですね。

VMware playerにインストールしたUbuntuのディスク拡張

Paranoid Androidのbuildにccacheを使用したら80分かかっていたビルドが25分になりました。ところがディスク空き容量が大幅に減少(当たり前なのですが)。
Paranoid Androidのbuildに使ってるのはポータブルPCでディスク空き容量が256GBと若干少ないのですが、思い切って50GBから80GBまで拡張することにしました。
私がいつも参考にさせていただいているのは電脳羊(Android Dream)さんのこの記事です。
スクリーンショットもたくさんあるのでこれ以上書くことないです。

しかし、.repo以下がかなり巨大。なんか間違えたかも。